商品番号 NO 3-85

               

 奥津雁江 書

     価格(税込み) 18,000円



          奥津雁江 (1841-1918)


              1841年・天保12年1月1日 相州足柄上郡狩野村に、奥津半左エ門の
              長子として生まれる。本名を廣、通称貞治郎(定次郎)、字は胖父、雅号を廣、
              雁江。別に野外梅史、独笑居士。
              江戸に出て、古賀塾に学び、広く和漢の書を読破し、詩歌、俳諧にも長じ、
              押墨も得意とした。当時の書道の大家日下部鳴鶴、巖谷十六らと親交が深かった。
              1864年(元治元年)・足柄で漢学専門の稽信塾を開設、従来の寺子屋方式の教授を改め、
              進級教授法を持って生徒を指導。
              1900年(明治33年)4月、八王子町会は教育上の功績をたたえ、雁江に感謝状を授与した。
              初代市長、文学博士、初代判事、商工会議所所長副所長、生糸商、商人,
              軍医総監、弁護士等、近代八王子を作り上げた人々が薫陶を受けている。
              初めは、朱子学を教えていたが、後に王陽明の学を尊信し、禅学の造詣も深かった。
              1918年(大正7年)5月11日77歳で歿した。

    
                    紙本 巾 24.5cm 高さ  30.5cm 紙装
                    総丈 巾 32.5cm 高さ 101.0cm 合箱

                   
       

桐無地合箱