商品番号 NO 3-46

                 

岡 麓 書(和歌)

価格(税込み) 12,000円


岡 麓 (1877-1951)


 歌人。本名三郎。東京・本郷に幕府医官の三男として生まれる。
 府立一中を中退。幼時から書や和歌を学んだが、
 1899年(明治32)正岡子規を訪ね、以後根岸派の
 歌人として『馬酔木(あしび)』『アララギ』で活躍。
 『庭苔(にわごけ)』(1926)、『涌井(わくい)』(1948)など7歌集がある。
 じみで堅実な写生歌風を特色とするが、疎開先の長野県で詠んだ
 第二次世界大戦後の境涯詠には「余所(よそ)にのみ見てや終らむかの
 山は山のつづきの止まるところ」など沈痛をきわめた秀作が多い。
 書家としても第一流の存在であった。
 1949年(昭和24)芸術院会員となる。
    
  紙本  巾 31.0cm  高さ 137.0cm  紙装
  総丈  巾 41.5cm  高さ 196.0cm  合箱

      本紙に軽折れ、ごくわずかな薄汚れあり。
無地桐合箱