商品番号 NO 1B-56

                  

野口小蘋 筆
高砂


野口小蘋 (1847-1917)


 明治期から大正期に活躍した日本画家。弘化4年生まれ。
 奥原晴湖とともに明治の女流南画家の双璧といわれた。
 名は親子(ちかこ)、字は清婉。野口小宸ヘ娘。
 関西南画壇の重鎮、日根対山に学び、花鳥・山水を能くする。
 南画派の伝統を守り、高尚な気品の表れた作風で、
 東京画壇を代表する南画家として活躍した。
 その一方、華族女学校で教鞭を執り、当時の上流階級との関わりの
 深い画家でもあった。明治37年(1904)、女性で初の帝室技芸員に
 任命され、翌年には、正八位(同41年には従七位)に叙せられ、
 さらには、大正天皇の御大典奉祝画を献上する栄誉を授かった。
 大正6年没。71才。

  絹本 巾 33.0cm 高さ 112.0cm 絹装・象牙軸
  総丈 巾 45.5cm 高さ 199.0cm 合箱
                        
       本紙にごくわずかな薄い点シミあり。
           (目立ちません)
     
無地桐合箱


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